ロレンツォのオイル・命の詩

監督：ジョージ・ミラー
製作：ジョージ・ミラーダグ・ミッチェル
製作総指揮：アーノルド・バーク
脚本：ジョージ・ミラー
撮影：ジョン・シール
音楽：
出演：ニック・ノルティスーザン・サランドンピーター・ユスティノフキャスリーン・ウィルホイトゲイリー・バマン

科学の限界と親の愛。でもちょっとコワイ。

不治の病である副腎白質ジストロフィー（ALD）の子を救おうとする親が起こす奇跡。

一気に進行し、致死率100％のこの病気に治療法を見いだせない医学。
というより腰が重い医学界（と家族会）。
みるみる弱っていく我が子を見ていてもたってもいられなくなったとある銀行員の両親は、自ら論文を読み治療法を発見していく。
完全に実話。

なかなか重い。
けれど、そのエネルギーもすごい。
患者の絶望と奇跡。
Some people make their own miracles.
鬼気迫る演技をみせるスーザン・サランドン。
こういう役をやらせたらピカイチです。

医学系の学生としては、素直になかなかキレイな仕事だな、と。
代謝病というのは、代謝物をコントロールすれば、予防だけでなく回復もするんやね。
糖尿病とは違うんでしょう。
ロレンツォ君が今も生きてるならさらに元気になってくれてるといいな。